Windows 7 & IE9杯 エントリー記事

Windows 7 & IE9自作PCの採点祭典 2010へのエントリー記事です。

・応募部門最速Webブラウジング部門
応募部門は最速Webブラウジング部門です“”,およそ最速を狙えるマシンではないのでちょっと違った切り口で迫ります。
・エントリーマシンの構成パーツ
CPU Intel Pentium G6950
マザーボード MSI P55M-GD45
メモリ CFD販売 W3U1333Q-2G
ビデオカード PowerColor AX5750 1GBD5-PDH
HDD (1) Western Digital WD6401AALS
HDD (2) Western Digital WD10EADS
光学ドライブ HL-DT-ST GGC-H20N
CPUクーラー Scythe SCSMZ-2000
ケース CoolerMaster CMP-350
電源 be quiet! BE-Q530W
ディスプレイ LG電子 W2261VG-PF
・使用OSWindows 7 Ultimate 64bit版
・PC外観写真
・PC内部写真

ベンチマーク結果
それでは,各ベンチマーク結果です。
掲載する結果は,CPU-Z 1.56Windows エクスペリエンスインデックスPerformanceTest V7.0 Build 1019WebVizBench
SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1の各結果です。
CPU-Z 1.56

Windows エクスペリエンスインデックス

PerformanceTest V7.0 Build 1019


WebVizBench


SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1


ちょうどというかせっかくと言うべきか,Windows 7 64bit版ですので64bit版のテストが可能なものは試してみました。

さて,ここから追加部分です。
個人的にブラウザスキーと言いますか,古くはMozilla 1.4やらFirebird,そしてFirefoxまで使ってきた関係か,メインブラウザはFirefox
さらにはOperaChrome(実際に使用しているのは主にSRware Iron)などいろいろ使っており,趣旨からは若干脱線するのですが,個人的興味から
様々な次世代ブラウザで比較テストをしてみたいと思います。
また,ちょうど2010年のクリスマスシーズンにIntertet Explorer 9 Test DriveにてHTML5 Blizzardというデモが公開されましたので,そちらの様子も
あわせて掲載します。
まずはこちら・・・
HTML5 Blizzard



ここから,Internet Explorer 9 Platform Preview 7の結果です。
WebVizBench

SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1

HTML5 Blizzard

どの結果を見ても,Internet Explorer 9 Betaに比べて結果が良くなっています。

つぎはFirefox nightly(4.0b9pre 2010/12/21ころのビルド)の結果です。
なお,Firefox 4.0のnightlyについては64bit版がビルドされ公開されていますので,IE9 Beta同様に64bit版についても結果を掲載します。
WebVizBench


SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1


HTML5 Blizzard



そして,その高速さなどからシェアを伸ばしつつあるGoogle Chromeのベース,Chromium(10.0.619.0_b69870,2010/12/21ころのビルド)です。
WebVizBench

SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1

HTML5 Blizzard


つづけて,SafariGoogle Chromeでもレンダリングエンジンとして採用されている,WebKit(r74232,2010/12/17公開)です。
WebVizBench

SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1

HTML5 Blizzard


そして最後に,すでに正式リリースされていますので“次世代”というのは正確な表現ではないかもしれませんが,Opera 11.00の結果です。
WebVizBench

SunSpider JavaScript Benchmark 0.9.1

HTML5 Blizzard



それぞれのブラウザベンチ(?)結果をグラフ化してみました。
備考:
    WebVizBentchの結果はスコアの値を,他2つはそれぞれの結果です。
    SunSpiderについては,IE9 Beta x64版のスコアがかけ離れているため,グラフが見づらくなるため外してあります。
    また,HTML5 BlizzardについてはIE9 PP7が同様にかけ離れたスコアですが,それぞれの差異が確認できるためそのまま掲載しています。



WebVizBentchについては,圧倒的にInternet Explorer 9が優位な結果となっています。

また,テスト項目の4つ目(ベンチ中の右上5分割バーの4つ目)のVideo以降,背景に動画が表示されるようなのですが,IE9以外の
ブラウザではまったく表示されませんでした。
ですので,もしすべてのブラウザが同様に表示できた場合にはさらに差が広がる可能性もあるかと思います。


SunSpiderについても,Internet Explorer 9はPlatform Preview 7で相当にスコアを上げています。
しかし,Beta版では今一歩追いついていない状況です。

他ブラウザで比較すると,高速さが評判のChromiumOpera 11.00は追いつき,Firefox 4.0b9preでは若干追い越しつつあるような
感じを受けます。


最後にHTML5 Blizzardの結果ですが,こちらはベンチマークではなくデモといった感じで,特に終わりもなく延々と続くようです。
そして,その最中に描画負荷(?)によってスコアが多少上下するため,ちょうどBGMが一巡して2回目の再生が始まる頃合いに
スクリーンショットを撮って結果を比較しました。

IE9 Test Driveで公開されており,結果もInternet Explorer 9が優位なのですが・・・,IE9 PP7が爆速です。速すぎて,正直雪が
舞っているとかいうレベルではなく猛吹雪となってしまっています。
この結果を見るに,一概にGPUアクセラレーションでひたすらアクセラレートされるのも“問題”なのではないか?と思えてしまいます。

まとめ
Windows 7を使って良かったと感じた点
 リリース前からWindows Vista Service Pack 3などと揶揄する声もあったように思いますが,良い意味でまさにVistaのブラッシュアップ版と言えるのでは
ないでしょうか。どことは言わずとも,使用感が全体的に高速化されているように感じます。
 なによりも,UACが改善されてめったに昇格の確認が出ないことが大きく使用感の改善に貢献している,と思います。

 また,互換性という観点からもProfessional以上のEditionで利用可能なXP Modeも,その評価にプラス点を与える要因としてあげられるかと思います。
 昨今のCPUによる仮想化機能のサポートやマルチコアの普及,くわえて搭載メモリの大容量化により,最新のWindows 7搭載PCなどではさほどの負担なく
XP Modeを利用可能な状況にあると思います。そこで,ハードウェアに大きく依存するようなソフトウェアでなければ,例えば古めのゲームをプレイしたいといった
ような場合にはXP Modeでも十分に楽しめ,一般ユーザーにとってもメリットがあるかもしれません。

IE9を使ってみて一言!
 Internet Explorer 9は着実に進化を遂げていることは明白な結果と言えるでしょう。一方で,SunSpiderの結果などからJava Scriptの動作速度など
まだまだ進化の途上にあるようです。