Internet Explorer 9公開(現状,日本語版以外)
Internet Explorer 9が正式公開されました。
※ただし,日本語版は地震の影響(通信帯域等)を鑑みて,公開が延期されています。
それに合わせてInternet Explorer 9 Test Driveで,Video Format Supportというものが公開されています。
(ほかにもいくつかデモ等が公開されています。)
これは,HTML5においてVideoタグというものが導入されることに対して,現状はそのVideoフォーマット(Codec等)が決まっていないことやH.264とWebMというフォーマット争い(?)になっている状況を受けてのデモと思われます。
この背景にはIT系ニュースサイト等では各所で語られているような,H.264の特許ライセンス問題,またWebMはGoogleによってオープンソース としてライセンス料はかからないのですが,実は特許に抵触しているのでは疑惑というようなこともあり,早々に解決しそうな問題ではありません。
ということで,こちらのデモをいろいろなブラウザで試してみることにします。
ちなみに,Video Format Support・デモはHTML5 Videoを“H.264 high profile”(高画質),“H.264 baseline profile”(低画質),“WebM”で表示した場合,およびFlash Playerによる“H.264 high”の4つを表示するデモです。(表示可能なCodecの動画については,もちろん再生も可能です。)
というわけで,さっそく各ブラウザの表示状況をスクリーンショットで確認します。
まずはInternet Explorer 9(以下IE9)です。
IE9は,Microsoftによってライセンス料が払われていますのでH.264のデコーダーが内蔵されており,またテスト環境にFlash PlayerがインストールされているのでH.264によるHTML 5 VideoタグとFlash Playerの3つが表示される結果となっています。
次に,Firefox 4.0(RC2)です。
Firefoxの開発元であるMozillaはHTML5 VideoタグのフォーマットとしてWebMを支持していますので,当然ながらWebMとFlash Playerの2つが表示可能となります。
お次はOpera 11.10(beta)を見てみましょう。
OperaもMozillaと立場を同じくしていますので,同様にWebMとFlash Playerの2つが表示されます。
次はGoogle Chrome(11.0.696.14)です。
GoogleはChromeでのH.264サポート取りやめを発表していますが,現状まだサポートされているのでしょうか。上記スクリーンショットの通り4つとも表示されています。
さて,それでは次はSafari 5.0.4です。
これは!?どうしたことでしょう・・・。
Appleは,HTML5推進派でことさらにFlash Playerを非難していました。PC用ブラウザでのテストですので,PCにプラグインがインストールされていれば表示されるのは当然です。しかし,自ら H.264のライセンシーでもありH.264を推していたにも関わらず,WebMは言わずもがな,H.264のHTML5 Videoすら表示されません。
というわけで,各ブラウザで試してみたわけですが・・・。Safariの状況が今一理解不能な状態です。Microsoftのデモサイトが,なにか HTML5として正しくない記述でもされているのでしょうか?それにしては,HTML5 video elementとして枠が表示されているので,そのようにはSafariから認識されているようにも思えます。謎ですね・・・(・ヮ・)
※ただし,日本語版は地震の影響(通信帯域等)を鑑みて,公開が延期されています。
それに合わせてInternet Explorer 9 Test Driveで,Video Format Supportというものが公開されています。
(ほかにもいくつかデモ等が公開されています。)
これは,HTML5においてVideoタグというものが導入されることに対して,現状はそのVideoフォーマット(Codec等)が決まっていないことやH.264とWebMというフォーマット争い(?)になっている状況を受けてのデモと思われます。
この背景にはIT系ニュースサイト等では各所で語られているような,H.264の特許ライセンス問題,またWebMはGoogleによってオープンソース としてライセンス料はかからないのですが,実は特許に抵触しているのでは疑惑というようなこともあり,早々に解決しそうな問題ではありません。
ということで,こちらのデモをいろいろなブラウザで試してみることにします。
ちなみに,Video Format Support・デモはHTML5 Videoを“H.264 high profile”(高画質),“H.264 baseline profile”(低画質),“WebM”で表示した場合,およびFlash Playerによる“H.264 high”の4つを表示するデモです。(表示可能なCodecの動画については,もちろん再生も可能です。)
というわけで,さっそく各ブラウザの表示状況をスクリーンショットで確認します。
まずはInternet Explorer 9(以下IE9)です。
IE9は,Microsoftによってライセンス料が払われていますのでH.264のデコーダーが内蔵されており,またテスト環境にFlash PlayerがインストールされているのでH.264によるHTML 5 VideoタグとFlash Playerの3つが表示される結果となっています。
次に,Firefox 4.0(RC2)です。
Firefoxの開発元であるMozillaはHTML5 VideoタグのフォーマットとしてWebMを支持していますので,当然ながらWebMとFlash Playerの2つが表示可能となります。
お次はOpera 11.10(beta)を見てみましょう。
OperaもMozillaと立場を同じくしていますので,同様にWebMとFlash Playerの2つが表示されます。
次はGoogle Chrome(11.0.696.14)です。
GoogleはChromeでのH.264サポート取りやめを発表していますが,現状まだサポートされているのでしょうか。上記スクリーンショットの通り4つとも表示されています。
さて,それでは次はSafari 5.0.4です。
これは!?どうしたことでしょう・・・。
Appleは,HTML5推進派でことさらにFlash Playerを非難していました。PC用ブラウザでのテストですので,PCにプラグインがインストールされていれば表示されるのは当然です。しかし,自ら H.264のライセンシーでもありH.264を推していたにも関わらず,WebMは言わずもがな,H.264のHTML5 Videoすら表示されません。
というわけで,各ブラウザで試してみたわけですが・・・。Safariの状況が今一理解不能な状態です。Microsoftのデモサイトが,なにか HTML5として正しくない記述でもされているのでしょうか?それにしては,HTML5 video elementとして枠が表示されているので,そのようにはSafariから認識されているようにも思えます。謎ですね・・・(・ヮ・)