Firefox Nightlyの64bit版が公開されていたので入れてみた!
mozilla.org FTP鯖nightlyディレクトリ下にFirefox Nightly (6.0a1)のWindows
x64版がビルドされて公開されておりました。
公式のFirefox Windows版の64bit版になるかと思います。
というわけで,さっそくインストーラー版をダウンロードしてサブPCにサクッとインストーーール!!
とある要望により,自分でも気になったのでメモリ使用量などを比較してみました。
ちなみに,インストールしたサブPCの構成は以下の通り。
CPU:Intel Core i7-875K
M/B:MSI P55M-GD45
メモリー:Corsair 型番失念 4GB(2GB×2)
VGA:HIS製のリファレンスデザイン Radeon HD 6850
OS:Windows 7 Ultimate x64(Windows XPとのデュアルブート)
こちらに,同じ5/17付Nightly版からDLした32bit版と64bit版のインストーラーを利用し,起動直後のメモリ使用量と
YotTube動画視聴中のメモリ使用量などを調べてみます。
なお,32bit版についてはNightlyながら日本語版ビルドも公開されておりこちらを利用していますが,64bit版は英語版しか公開
されておりませんです,ハイ。ということで,一緒に公開されているnightly JLPをインストールして日本語化しております。
まずは,32bit版を起動した直後のタスクマネージャー・スクリーンショットから。
38,056kBとなっています。
では次に64bit版起動直後のタスクマネージャー・スクリーンショットです。
こちらは48,964kBとなっています。およそ10,000kB程度,使用量が多いようです。
それでは次に,YouTube動画を視聴している際のメモリ使用量を見てみます。まずは32bit版から・・・
78,008kBとりました。およそ40,000kB程度の増加でしょうか。
64bit版ではどうなるでしょうか?
こちらは101,168kBという結果になりました。起動直後からは60,000kB程度の増加となりますでしょうか。
ここでひとつ,ちなみにというかまあご存知の方も多いでしょうが,YouTube等でも利用されWebで広く利用されているAdobe
Flash Playerなどをはじめとして,その他ブラウザプラグインの多くは32bit版しか用意されていません。
当然Firefox Nightly
x64でも32bit版のプラグインは利用できず,64bit版のものを用意する必要があります。今回は,相当以前に公開されたFlash
Playerのβ版を利用しています。したがって,それぞれ利用しているプラグインのバージョンが異なります。
また,仮に同じバージョンのプラグインが用意できたとしても,そもそも今回の比較の趣旨のように32/64bit版でメモリ使用量やパフォー
マンスなど,まったく同じになることはないでしょう。
ですので,64bit版のほうがYouTube動画視聴時のメモリ増加量が多いとしてもなんら不思議もなく,またそれがデメリットとなりえ るかはわかりません。そもそも,32bit版よりも64bit版のほうがより大きなメモリ空間を利用可能ですし,OS自体の扱えるメモリ量 (空間)も大きいのですから・・・。
ということで,一応それぞれのプラグイン認識状況を提示します。
まずは32bit版から・・・
Flash Player
10.3.181.14となっています。一応,最新版ですね。あと,Silverlightなども認識されています。
次に64bit版です。
こちらは10.3.162.18となっています。認識されているプラグイン自体も一気に減って,Flash
PlayerとJavaのプラグインのみとなっています。
というわけで,若干Firefox Nightly x64のほうがメモリー使用量は多いという結果となりました。
お粗末m(_ _)m