Windows 8 DP 64bit版(上のIE・・・)
Windows 8 Developer Preview 64bit版に同梱されているInternet
Explorer PP(たぶん3)。
Metro AppsなIE(以下,MetroIE)は64bit版で,プラグインをサポートしないことでも話題になっています。
ただ,今日の話題はデスクトップ版IE 10(以下,IE)でありまして・・・。
一応,MetroIEもありますので当然Program FilesとProgram Files(x86)にそれぞれInternet
Explorerのフォルダーがあり,Explorerから明示的に起動できそうに思えます。
しかしながら,実際にそれぞれを起動して確認してみるとどうもデスクトップでは32bit版のIEしか起動しないような感じです。
Windows 8DP上でProcess Explorer
15.05を起動して確認してみました。上記スクリーンショット,上の方にある親子プロセスのIEがMetroIEのもので,下の方のものがIEのプロセスツリーです。
右の方にCommand Lineというカラムがあり,そちらを見ると親プロセスが64bit版(無印のProgram
Filesフォルダー)であり,子プロセスとしてIE
32bit版が2つ起動しています。この子プロセスは,Explorerで無印と(x86)付のそれぞれのフォルダーにあるIEを起動したものですが,どちらも子プロセスとしては32bit版となっています。
念のため,診断くんというサイトでそれぞれのUserAgent文字列を確認してみると・・・
と,このようにどちらもUserAgentにWOW64の文字が入っており,これは64bit
Windows上で32bit版のIEが動作している
場合に含まれます。現在のWindows
7(64bit版)のIE(32bit,普通に起動すると32bit版が起動します)でも同様です。
しかし,現状のWindows 7の場合にはスタートメニューに明示的に64 ビットと書かれ,64bit版を起動できるショートカットが存在します。
一方,Windows 8DPにはスタートメニューが表示されないため確認はしていませんが,デスクトップではなにか起動オプションでもつけて起動しないと64bit版のIEを使えないようですね。